注意:このシリーズを読む前に、前提知識として「関数型思考」シリーズを読むといいでしょう。
このシリーズでは、F#で関数と値をどう組み合わせて式にするのか、そしてF#で使える色々な種類の式について見ていきます。
また、 let
束縛、F#の構文、パターンマッチング、 printf
でのテキスト出力など、他の基本的な話題にも触れます。
このシリーズは全てを網羅したり、決定版になることを目指しているわけではありません。F#の構文や使い方の多くは、例を見ればすぐわかるはずです。細かいことが知りたければ、Microsoft Learn公式ドキュメントに全部載っています。むしろここでは、わかりにくそうな重要な部分の説明に焦点を当てます。
まず、一般的なヒントから始めます。それからlet
束縛の仕組みを説明し、インデントのルールについて解説します。
その後、次のいくつかの投稿でmatch..with
式、命令型の制御フロー式、例外式を取り上げます。コンピュテーション式とオブジェクト指向の式については、後のシリーズで扱います。
最後に、パターンマッチングを設計の重要な部分として使う実践例をいくつか紹介して締めくくります。